院長コラム

小野院長が不定期に更新するコラムです。診療内容の解説や健康維持のアドバイスなどをお届けします。

おしっこ(尿)のにおい

 おしっこ(尿)のにおいがきになることはありませんか?

 通常、排尿直後の尿はわずかなにおいしかありません。尿を放置しておくと“つん”とした刺激臭がします。これは細菌の力により尿中の「尿素」が分解されて「アンモニア」になるためです。

 起床時やスポーツ後、水分不足で尿が濃い時にも、尿のにおいが強くなりやすくなります。また、排尿直前の飲食内容も影響をうけます。香辛料やコーヒー、ニンニクを食べた後に同じにおいがするのは、ほとんどの場合問題ありません。

 排尿直後からの刺激臭は、尿の通り道に細菌感染(膀胱炎、尿道炎)をおこしている可能性があります。また、甘ったるいにおいがする場合には、糖尿病の疑いがありますので、病院で尿検査を受けることが望ましいと考えます。

おしっこ(尿)泡立つ

 「尿の泡立ちが多いかな?」と病気とのつながりを心配されているかたもいらっしゃるのではないでしょうか。

 尿の中には“ウロビリノーゲン”という粘り気のあるものが含まれており、これが“泡立つ”原因になります。尿が濃い起床時や、運動後の排尿時には泡立ちが強くなります。しばらく便器の中の尿をみていると消えていく泡は心配ありません。

 しかし、毎回泡がたち、細かな泡がなかなか消えない場合には、病気があって他の泡立ち成分が含まれている場合があります。泡立ち成分としては、尿タンパク、尿中の糖(尿糖)の増加が考えられます。尿タンパクは、腎機能の低下、尿糖は糖尿病の可能性があります。

 実際に尿の泡立ちが気になり当院に来院される方でも、尿検査に異常のない方は少なくありません。

 尿の泡立ちが病的なものか正常範囲のものかは尿検査でわかりますので、心配な場合には泌尿器科受診をしてみてはいかがでしょうか。

院長コラムはじめます

「泌尿器科は受診しにくいな・・・」「どんな診察や検査をうけるんだろう」

という声をお聞きします。

“おしっこ(尿)”は毎日のこととして、自ら感じ、観察できるものです。

その中で、これは大丈夫なものだろうか、どういった時に病院にいった方がよいだろうかと考える時の一助になればと考え、コラムをはじめさせていただきます。

不定期ではありますが、おつきあいいただけますと幸いです。